今、もっともアツイ科、
耳鼻咽喉科の魅力について

秋岡 宏志

奈良医大 専攻医 / 奈良医大 平成28年卒

私は耳鼻咽喉科の「多様性」に魅力を感じました。内科から外科、子供から大人、日常生活をより良いものにする耳や鼻の手術から命と直結した癌の手術と診療内容は多岐に渡ります。その手広さに惹かれました。まだ現場には携わっていない医学生やローテートされていない初期研修医の方にはイメージがつきにくいかと思います。私自身、学生実習時に「耳鼻科には内科も外科もある」と教えて頂きましたが、今一意味を理解していませんでした。研修でローテートしてみて、初めて意味を実感することができました。日々多くの患者様が外来にこられ、同じ位毎週多くの手術もこなさなければならない。また、患者層も子供の比重が高く、小児科以外でここまで子供が多いのは耳鼻咽喉科くらいです。手術内容も一人で完投できる耳や鼻の手術から、数人で協力して行う頭頸部の手術まであります。この幅広さが耳鼻咽喉科の一番の魅力であると私は思います。

今年度、奈良医大耳鼻咽喉・頭頸部外科に入局したのは、私を含めて5名です。1つ上の学年はおらず、その上は順に1人、2人、1人となっています。5名もの入局者がいる学年は私の10個以上、上の学年になるそうです。そういう意味で、当科は「今、もっともアツイ科」だと思っています。これを見ている皆さんが入局すれば更に勢いがつきます。人数が多ければ多いほど若手の選択肢は広がり、したいことがしやすくなります。部活もそうですが、下の学年が勢いある方が全体として良いチームになります。当科はまさにその状態であり、私たちはモチベーション高く、楽しく仕事をしています。この勢いを更に大きく、より良いものにしていくには、私たちだけではなく皆さんの協力が不可欠です。一緒に医局を盛り上げて行きましょう。皆さんと仕事ができる日を楽しみにしています。